(91)読解力を上げるための3つの要素
「英文が長くなった途端に
意味がわからなくなる」
これは長文読解の練習をしている人に
よくある悩みだと思いますが、
読解力というものは、
以下の3つの要素から成り立ちます。
読解力=単語力 × 文法力 × 文脈を考える力
ここで重要なのは、
これらは掛け算なので、
どれか一つが0だったら、
読解力は0になってしまうということです。
もちろん、単語力や文法力、
文脈を考える力のそれぞれが
完全に0ということはないと思いますが、
極端に低い部分があるとしたら、
そこが全体の結果(読解力)に
大きく影響するということです。
さて、というわけで、
今日はこちらの英文の
文構造と意味を考えてみましょう。
In order to make your goal a reality, you must start by making time for it.
少し時間を取りますね。
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ご存知の通り、in order to do は
目的(〜するために)を表す表現で、
大きな副詞句になっています。
「文全体の文構造」と
「句の中の文構造」を
それぞれ分けて考えると、
次のようになります。
◆文全体の文構造
In order to make your goal a reality:修飾語M(副詞句)
you:主語S
must start:動詞V
by making time for it:修飾語M(副詞句)
◆不定詞の中の文構造
make:動詞(V)
your goal:目的語(O)
a reality:補語(C)
不定詞の中が第5文型(SVOC)になっている
というのが今回のポイントだと思います。
In order to make your goal a reality, you must start by making time for it.
あなたの目標を現実のものにするためには、その目標のための時間を作ることから始めなければならない。
start by doing(まずは〜する)も
普段使いできそうな言い回しですね。
by は前置詞または副詞だと考えられます。
あなたの最近の文法力(語順の観察力)、
調子はいかがですか?
それでは、またメールします。