(60)間接疑問文も真主語になる
前回のメールセミナーで、
名詞節を作る接続詞として、
・that(〜する(という)こと)
・whether, if(〜するかどうか)
を確認しましたが、そのときに
以下のような例文を挙げました。
It’s up to you whether (if) you think love and other human relations are the most important things in life.
こちらの英文の文構造や意味を
まだ考えていなかったので、
今日はそこを見ておきましょう。
it’s up to you というのは
「あなた次第だ」という表現ですが、
文頭の it は形式主語(仮主語)ですね。
形式主語 it があれば、
本当の主語(真主語)を探す
というのは英語の鉄則ですが、
一応確認しておきましょうか。
形式主語 it に代入できる
4つの真主語といえば……
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そう、その4つですよね。
1. 名詞的用法の不定詞
2. 動名詞
3. that節
4. 間接疑問文
1〜3については
思い出せた人が多いと思いますが、
4の間接疑問文だって
立派な名詞節なので、
形式主語を使った表現で
真主語として登場することはあります。
今日の英文がまさにそうで、
whether, if(〜するかどうか)以下の
間接疑問文が真主語になっています。
It’s up to you whether (if) you think love and other human relations are the most important things in life.
あなた次第だよ、〜するかどうかはね。
後は think の後ろに
接続詞 that をしっかりと補うと、
It’s up to you whether (if) you think (that) love and other human relations are the most important things in life.
あなた次第だよ、愛や人間関係が人生でもっとも重要だと考えるかどうかはね。
という意味が見えてきます。
これくらいの長さの英文は
普通に勉強していれば
頻繁に出てくるものなので、
そのときのためにも、
英文法の知識と考え方を
体系的に身に付けておきたいですね。
それでは、これからも
あなたの英文法と英語のスキルが
飛躍することを願って。
またメールします。