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固定されたものはなく、すべては dynamic(動的)なもの

 2019/02/17 チームのみんなへ
 

チームのみんなへ
 
 
私はけっこうロマンチスト(空想家)なところもあって、例えば、誕生日や記念日に限らず、「こういうことしたら喜んでくれるかな~」とか「予想の裏をかいてビックリさせるには、どうしたらいいかな~」なんてことを考えて実行するのが好きです。
 
 
そんなロマンチストな私は(笑)、他にもいろいろと空想することがあるのですが、あなたもこんな風に考えたことはありませんか?
 
 
「もしかしたら、今、私の爪の先にある分子は、以前は織田信長の髪の毛を構成していた分子かもしれない……!」
 
 
実際の確率が現実的かどうかはともかく、爪と髪の毛がどちらもケラチン(タンパク質の一種)で構成されていることを考えると、ありえない話ではないですよね。
 
 
何が言いたいかというと、「これは自分のものだ!」と思っているものでも、実は自分のものじゃなかったり、「止まっているものだ!(決まっているものだ!)」と思っているものも、実は dynamic(動的)なものであるケースがほとんどだ、ということです。
 
 
止まっているように見えるビルの外壁も、風化や酸化によって、刻一刻と表面や内部の形は変わっていっています。水の入ったペットボトルだって、その中の「液体」と「気体」は固定されたものではなくて、気化と凝縮が平衡状態にあるために、見かけ上、それぞれの量が変わらないように見えるだけです。つまり、動いているんですよね。人間関係だって、先輩・後輩という縦関係だと思っていた相手が、パートナー(配偶者、仲間)になることもありますよね。
 
 
要は、「これは止まっているものだ(決まっているものだ)」と感じられることがあったとしても、真相は、そう見えているだけで、実際には dynamic(動的)な状態にある、ということです。
 
 
ですので、EIボックスというチームにおいて、たとえ事務的な仕事を中心にやっていたとしても、情熱やアイデアがあれば、事務以外の新しいビジネスを立ち上げる(小さく試してみる)こともできます。また、自分一人では資源やアイデアが足りないと感じても、チームにあるものは使えるので、自分の強みと他の人の強みを組み合わせることによって、価値が生まれるかもしれません。
 
 
もっと言うと、私がこうした話をしなくても、「そもそも自由なんだ」「固定されたものはないんだ」という視点を持っていてほしいなと思います。視点を移動できる自由さ、気軽さが、人生の幅を広げてくれると思うので。
 
 
事務担当だから事務のことしかやってはいけない、広告担当だから広告のことしかやってはいけない、というのは、物事を固定した考え方ですよね。実際にチャレンジするかどうかは自由意志ですが、少なくとも、固定されたものはないという前提で仕事をしていきましょう。
 
 

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