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「自分らしく働く」の2つの意味

 2019/02/02 チームのみんなへ
 

チームのみんなへ
 
 
私は、EIボックスのチームメンバーには「自分らしく働いてほしい」と願っていますが、これには2つの意味があり、その2つの意味をともに満たすことが、結果的にパフォーマンスの向上に繋がると信じています。
 
 
「自分らしく働く」という言葉に宿る一つ目の意味は、「自分の得意なことを仕事にする」という意味です。大量生産・大量消費の時代であれば、従業員全員が同じ能力・同じ視点を持つことが、生産性を上げるためには有効だったかもしれません。けれども、今はその前提はとっくに崩れていますし、何より、人は人それぞれ、生まれ持っての才能が異なります。他人との比較の中で苦手なことを伸ばそうとするよりも、自分自身の強みや才能を活かすことで、チームや世界に貢献してほしいと思っています。
 
 
ただ、「自分らしく働く」という言葉には、もう一つの側面があります。それは、「一見すると必要とされていなさそうな面もチームに持ち込む」という意味です。これは、ティール組織(進化型組織)で言うところの全体性(wholeness)のことです。
 
 
規律や慣習を重んじるアンバー組織や、上下関係や達成を重んじるオレンジ組織では、その組織で「よしとされている面」だけを会社に持ち込み、「ダメだとされている面」や「不必要だとされている面」は自宅に置き去りにすることがほとんどです。教師は教師らしい面だけを学校に持ち込み、セールスパーソンはセールスパーソンらしい面だけを会社に持ち込みます。
 
 
けれどもそれだと、いくら自分が得意なことを仕事にしていたとしても、自分らしくないですよね。自分らしく働くためには、ティール組織で言うところの全体性(wholeness)が欠かせないと思うのです。
 
 
私もこれまで、自分が苦手なことはそれなりに表現してきたつもりですが、それだけだとまだまだ wholeness な状態(分裂のない状態)には程遠いですね。まずはリラックスをして(私の場合はトランポリン・深呼吸・水を飲む)、いつもの自分のまま、wholeness な状態のまま、自分らしく仕事ができているかを観察していこうと思います。ちなみにですが、今日のブログは、髪の毛ボサボサでスウェットのまま書いているので、わりと普段の自分らしく振舞えているんじゃないかと思います。
 
 
普段の自分と分裂のない状態で、強みを活かした仕事をする。これが、私の思う「自分らしく働く」ということです。EIボックスもまだまだ wholeness な状態で仕事をしてもらえる土壌を開発中ですが、根気よく耕していこうと思います。
 
 

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