ミーティングの目的と必要な持ち物
一般的なミーティングでは、情報共有やコンセンサス(意見の一致)を目的にしていることが多いと思いますが、EIボックスのミーティングではこれらを目的にはしていません。
まず、情報共有ですが、基本的にはチャット(非同期通信)で行います。なぜなら、私たちのチームにはEIボックス以外の仕事をしているチームメンバーも多く、ライフスタイルやリズムに違いがあるので、非同期通信の方が情報を共有しやすいと考えているからです。
また、コンセンサス(意見の一致)ですが、これを目的にミーティングをすると「チームメンバーの強みを殺した平均的な意思決定になりやすい」「責任の所在が曖昧になりリーダーシップを発揮しにくくなる」というデメリットが生まれます。これらを避けるためにコンセンサスを目的にしたミーティングは行なっていません。
では、EIボックスにおけるミーティングの目的は何なのか?
それは、個人やチームが抱えている課題を解決していくための土台を作ることです。より具体的には、「課題の共有」と「その課題へのフィードバック」がミーティングの主な構成要素となります。
重要かつ認識しにくいところなので丁寧にお伝えすると、ミーティングの中で課題を解決したり意思決定をしたりする必要はないということです。
EIボックスのミーティングには、「あなたの(私たちの)課題」や「その課題にフィードバックしようとする姿勢」を持ち込んでほしいと思っています。
ちなみに、安心安全の場作りのために、すべてのミーティングは録画してチームで共有していますが、その録画を聴くかどうかは義務ではなく自由意志です。また、倍速再生しやすいように、音声データではなく動画として共有するようにしています。