(78)この where は接続詞? 疑問詞?
前回のメールセミナーでは、
接続詞 where と疑問詞 where の
違いについてお話ししましたが、
英文法(語順のルール)全体の
理解に繋がる大切なことなので、
復習しておきましょう。
接続詞 where(〜するところで)と
疑問詞 where(どこで)の違いは……
そう、作る節の品詞が違いましたよね。
Put it back where you found it.
⇒ 接続詞 where は<副詞節>を作る
I know where he is from.
⇒ 疑問詞 where は[名詞節]を作る
では、次の表現の where は、
どんな where なのでしょうか?
My daughter says the restaurant where she works is having the same issue with some employees.
娘が……と言っている。
接続詞の where なのか、
疑問詞の here なのか。
それとも……
・
・
・
・
・
・
この where は関係副詞ですね。
“where she works” が形容詞節となって
restaurant を修飾しています。
the restaurant where she works
彼女が働いている ⇒ レストラン
文全体としては
接続詞 that が省略されていて、
第3文型(SVO)になっている
というところもポイントです。
My daughter says (that) the restaurant where she works is having the same issue with some employees.
娘が、自分の働いているレストランも、従業員との同じような問題を抱えていると言ってるわ。
where の全体像、
少しは見えてきましたか?
接続詞 where(〜するところで)は
<副詞節>を作る
疑問詞 where(どこで)は
間接疑問文と呼ばれる[名詞節]を作る
関係副詞 where(訳出しはしない)は
関係詞節と呼ばれる(形容詞節)を作る
こういった明確な違いが
3つの where にはあります。
メモメモ _φ(・_・
このように、
異なる単元や表現の間の
違いや共通点に注目して学ぶことで、
知識に繋がりが生まれます。
私が English Grammar Academy で
教えていっているのは、
個々の具体的な知識はもちろんですが、
こうした単元や表現の枠を超えて
考える視点なのです。
それでは、またメールしますね。