(79)疑問詞 what にも品詞はある!?
昨日、月に一度行なっている
EGAのオンライン勉強会で、
疑問詞 what の話が出たので、
今日のメールセミナーでは
こちらの英文について考えることで、
文法力(語順の観察力)を
ストレッチしていきましょう。
We barely think about what money actually is.
この表現、どんな文構造で
どんな意味だと思いますか?
あなたが考える機会を大切にするために、
少し時間を取りますね。
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文全体としては、
what が導く間接疑問文が
think about の目的語Oに
なっていますね。
We barely think about what money actually is.
We:主語S
barely:修飾語M(副詞)
think about:動詞V(他動詞)
what money actually is:目的語O
そして、ここで大切なのが、
間接疑問文の中の文構造ですが、
文の要素(S, V, O, C, M)で言うと、
what は何になっていると思いますか?
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そう、間接疑問文の中で、
what は補語Cになっていますね。
money is actually what(△)
お金が実際には何であるか
money:主語S
is:動詞V
actually:修飾語M(副詞)
what:補語C
↓ 疑問詞 what が先頭に回って……
what money actually is(○)
be 動詞の後ろには(ほとんどの場合)
補語Cがあるはずなので、そこから
what が is の補語Cだと気付けます。
また、疑問詞 what(何が・何を・何)が
「名詞」として使われることが多いと
知っておくだけでも、
文構造(語順)を把握しやすく
なるかもしれません。
ということで、今回の表現は、
We barely think about what money actually is.
私たちはお金というものが実際には何なのかをほとんど考えない。
という意味だとわかります。
英文法のメールセミナーを通して、
あなたの文法力(語順の観察力)が
ジワジワとストレッチされていると幸いです。
それでは、またメールします。